【大人になったらなりたいもの】
これは誰でも一度は考えたことがあるのではないしょうか。
今回はそんな【大人になったらなりたいもの】について、興味深いアンケートをご紹介します。
※ブログ初投稿ということで気合が入ってしまい、少々長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。( ̄▽ ̄)
まずは以下のランキングをご覧ください。
※2021年3月に第一生命株式会社が発表
※インターネットによる調査(29項目から選択、選択肢にないもののみ記述)
≪小学生 男子≫ ≪小学生 女子≫
1位:会社員 1位:パティシエ
2位:You Tuber・動画投稿者 2位:教師・教員
3位:サッカー選手 3位:幼稚園の先生・保育士
4位:ゲーム制作 4位:会社員
5位:野球選手 5位:漫画家
≪中学生 男子≫ ≪中学生 女子≫
1位:会社員 1位:会社員
2位:ITエンジニア・プログラマー 2位:公務員
3位:公務員 3位:看護師
4位:You Tuber・動画投稿者 4位:パティシエ
5位:ゲーム制作 5位:教師・教員
≪高校生 男子≫ ≪高校生 女子≫
1位:会社員 1位:会社員
2位:ITエンジニア・プログラマー 2位:公務員
3位:公務員 3位:看護師
4位:ゲーム制作 4位:教師・教員
5位:教師・教員 5位:幼稚園の先生・保育士
なんと、小学生の女子以外すべてで、1位が【会社員】という結果になりました!
調査を実施した企業や団体、期間で多少の違いはあれど、正直びっくりな結果です。
これまでの似たようなアンケートでは、サッカー選手や野球選手といったスポーツ選手や芸能人、You Tuber等がトップということが多かったと思います。
ただ、【会社員】といっても具体的な業種や職種の選択肢があったわけではなく、漠然と【会社員】という選択肢があったにすぎません。これでは、小中学生・高校生がちゃんと理解したうえでアンケートに回答したかは疑問が生じます。それでも、「スポーツ選手」や「You Tuber」といった、文字だけを見て想像ができる職業を選ばなかったのはなぜか。
これはあくまでも個人的な推測ですが、新型コロナによるリモートワークが普及されたことが一つの要因ではないかと思います。
今までは外で働いていたお父さんやお母さんが家で仕事をするようになり、その姿を見て純粋に「良いな」と思ったのではないか。もちろん、具体的に「どんな仕事内容なのか」「どういう立場なのか」など、細かいところはわからないにしろ、子供心に「会社員ってかっこいいのかも」と感じたのではないでしょうか。
実際、会社員は簡単にクビにされることはないので、ある程度安心ではありますね。
(子供たちはさすがにそこまで考えていないと思いますが…)
高校生になってくると、男子の場合はスポーツ選手やYou Tuberといった、いわば「憧れ」のような職業はトップ5から無くなっています。それはやはり、高校を卒業したその先を見据えた進路を真剣に考えるようになるからだと思います。
高校生になると、大半はまず「進学するのか就職するのか」を考え、進学するとなると大学なのか専門学校なのかなどを考えます。また、進学するとなると、自分が将来どんな仕事をしたいかを考えて、その仕事に就くためには大学はもちろんのこと、学部や学科など細かい進学先も決めると思います。就職をするにしても、どの業界・職種を希望するのかを考えると思います。
中学生や高校生の段階で、将来どんな仕事に就きたいか決めている人は少ないと思います。
やりたい事が決まっている人は、その仕事について調べて行動をして、その夢に向かって頑張ればいいのです。やりたい事がない人も、それがいけないわけではありません。
ただ、やりたい事がない人も「情報収集」だけでもしてほしいと思います。「世の中にはどんな職業があるのか」でもいいですし、「どんな大学や専門学校があるのか」など、最初は初歩的なことでもいいんです。調べていくうちに、やってみたい(興味がある)職業が出てくるかもしれません。そしてそこから、その職業に就くためにはどうすればいいのかを細かく調べていけば、自ずと目指す先が見えてくると思います。
少し私の話になりますが、私は学生の頃に将来何をやりたいかを真剣に考えておらず、中学生の頃は勉強もろくにしていませんでした。中学3年生になって進学を考えるときも、相変わらず勉強もせず、高校の情報も全然知りませんでした。その結果、適当に高校を選んでしまいました。
高校生の頃は「大学とかに行ってまでまた勉強したくないなー」と思っていて、軽い気持ちで「就職するのかなー」と思っていました。しかし、高校3年生になったときに、今度は「まだ働きたくないなー」と思い、漠然と「大学行くかー」とこれまた軽い気持ちで考えていました。高校3年生になるまで進学を考えていなかったため、勉強もそこまで頑張っておらず、大学等の情報も調べていませんでした。その結果、進学を決めた際に選択肢が限られていました。
「中学生のときもっと勉強していれば…」「高校生のときも勉強して、進学の選択肢も考えていたら…」と、「たら」「れば」を言えばキリがありませんが、この仕事をするようになってから、より一層そう感じています。
今は大学等への進学を考えていなくても、この先何があるかわかりません。動機は違えど、私と同じように途中で進学を決めることがあるかもしれません。「大学等へ進学する可能性もある」と考え、勉強と情報収集をして選択肢を広げられるようにしてほしいと思います。
日本は昔ほど学歴社会ではなくなってきていますが、まだまだ学歴社会なところもあります。
未だ新卒一括採用が根強く、会社の募集要項には「大卒以上」とする場合がほとんどだからです。(特に大企業や名の知れた企業)
もちろん、全部の会社がそうとは言い切れず、中途採用で高卒以上でも応募できる場合もあります。しかし、仮に選考する中で大卒と高卒の人がいて、筆記試験や面接等の成績が甲乙つけがたい場合、高い確率で採用されるのは「大卒」だと思います。しっかりとした理由はほとんどなく、ただ「大卒」だからです。
高卒でも資格の有無や実務経験の有無で採用される場合もあると思いますが、ほとんどは「大卒」を無難だと思って採用するのではないしょうか。
そして大卒の中でも、偏差値の高い大学や名の知れた大学出身であるほうが、選考を有利に進められる可能性は高いと思います。
※あくまでも個人的な意見なので、あしからず…
以上のように、将来を見据えて情報収集をして、自分の進路を早めに考え行動してほしいと思います。
T-smile大井教室では、勉強のことだけではなく、おそらく学校では教えられないようなことも、生徒たちに伝えられたらなと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
長々失礼しました。m(__)m
今後はなるべく短く書いていきたいと思います!